【研修医による】麻酔科研修おすすめの本! 

臨床にダイレクトにつながる循環生理 M.A

研修医になると麻酔科を研修する人は多いと思います。麻酔科は選択必修なので将来麻酔科にならないけど勉強のために研修するという人も多いはずです。研修期間だけだけど流石に少し本は買おうかなと思いますよね(僕もそうでした笑)。今回は自分の2ヶ月の研修期間の経験も踏まえ、みなさんに麻酔科のおすすめの本をいくつか紹介したいと思います。

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麻酔科研修チェックノート 改定第6版

この本は麻酔科研修では定番ですね。基本的なことはこの本1冊に全て書いてあります。サイズもギリギリポケットに入るくらいの小さめの本なので持ち運びもしやすいです。薬の使い方とかも書いてあるのでもはやこの1冊で麻酔科研修は終えてもいいのではないかというくらい充実しています。

僕も研修期間中この本を一番参考にしました。基本的に実践的な内容が多く乗っているので細かい薬の作用などは載っていません。
何か1冊であればこの本でいいと思います。

改訂版 麻酔科薬剤ノート〜周術期の麻酔・救急対応薬の使用のポイント

この本は上の本と同じ先生が書いています。こちらは薬剤に関しての本ですね。サイズも上の本と同じです。

上の本にも主なものは載っていますがあまりよく使わない薬についてもこちらの本には載っています。あとは薬の使う際の注意点などが細かく載っています。

僕は買いましたがそこまで使いませんでした。理由としては僕の病院では基本的には指導医に教えてもらいながら麻酔をするので自分で積極的に何かの薬を選んで、用法に注意して投与する機会が少なかったからだと思います。

細かい注意点まで乗っているので薬に興味がある人は読んでみるといいと思います。

臨床にダイレクトにつながる 循環生理〜たったこれだけで、驚くほどわかる!

この本は循環生理に関する本です(そのままですが笑)。

麻酔でもっとも重要なポイントの一つが循環の管理です。
麻酔科では色々な循環作動薬を使いますがそれぞれがどのような働きをしているかを考える機会はあまりないと思います。さらに言えば心臓がどのようなイオンの動きで収縮しているかなど昔学んだけれども忘れているような内容が書いています。

Naチャネルブロッカーのリドカインはなぜ抗不整脈薬なのでしょうか。こういった内容は循環器内科などでもきっと役に立つと思います。少しボリュームはありますが時間があったら読んでみると面白いです。僕は麻酔科の先生から借りましたが面白かったので買おうと考えています。

まとめ

僕が参考にした本はこのくらいです。

麻酔科は麻酔中に上級医から色々教えてもらう時間があるのでその日に聞いたことをまとめるなどするのがメインになると思います。それでも聞いてばかりでは何も勉強していない研修医に思われるので少しは上記の本で勉強していきましょう。麻酔科は全身管理に関してとても勉強になる診療科なので充実した研修を送れると思います。

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