【医師臨床研修マッチング2020】中間発表から見る東北地方の動向

M.A

前回の記事では宮城県の医師臨床研修マッチング中間発表についてまとめました。今回は東北地方全体のマッチングの中間発表に関して大まかにまとめたいと思います。
全体として東北地方の市中病院は人気が高まっているのではないでしょうか。
東北地方での研修を希望している人はぜひ目を通してみてください。
基本的に今年卒業の方はマッチングの試験も終わっているためここから何か変わることはないかもしれませんが一通りの情報をまとめています。来年以降マッチングのある学生もぜひ読んでみてください。

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各県ごとの結果のまとめ

まず結果に結果に関してはこちらの医師臨床研修マッチング協議会のホームページをみてください。

https://www.jrmp2.jp/chukan/2020chukan.pdf

各県ごとの結果についてはこの様になっています。
少し見にくくてすみません。

東北地方全体に関してはこの様になっています。

尚、受験者に関しては大まかですがこの第一希望人数の2、3倍程度と考えられます。

結果からわかること

東北地方と関東地方の違い

まず毎年のことですが東北地方はかなり市中病院の人気が強く、大学病院はほとんどが定員を大きく下回る人数となっています。東京の大学病院は第一希望の人数も多く東北地方とは傾向が異なりますね。
やはり大学病院の安い給料や経験があまり積めなさそうといったイメージが影響しているのかもしれません。

そして東北地方は学生の数に対して東北地方を第一希望にしている学生が少なく、関東圏に流れていく学生の数が多いことがわかります。これはそもそも東北地方の大学といえど、関東地方からきている学生が多いことが影響していると思います。なんだかんだ僕の周りにも関東圏に行きたい、戻りたいと言った学生が多かったです。

東北地方の病院の傾向

東北地方の病院の傾向ですが、上記の通り仙台医療センターが建物を新しくしてからは全国的に見てもかなり倍率の高い病院となりました。2番人気の仙台市立病院の2倍近い第一希望者数であり、東北地方では圧倒的人気です。やはり規模も大きく、立地も良く、建物が綺麗と言う要素を重要視している学生は多いと思います。

そして今年の傾向ですがどこの県も大きい市中病院が人気です。
去年と比較しても定員を第一希望が上回っている市中病院の数は増えている印象です。
4位の岩手県立中央病院は昨年はフルマッチしていない病院ですが、今年はフルマッチしそうです。
やはりコロナウイルスの影響で今年は見学の機会がかなり数なくなっており、東北地方の学生が東北に残る割合が高くなったとも考えられます。
僕の研修している病院もコロナウイルスが広まって以降来た学生はほとんどおらず、最近になってオンラインの説明会も始めました。
実際に働き始めてからお世話になる研修医と話せるのは4月以降であり、その頃にはすでに病院見学は制限されていました。どうしてもオンラインでは病院の雰囲気は実感できないため実際に自分が見学した病院を選ぶ学生が多かったかもしれません。

意外だった病院

山形県の日本海総合病院は昨年はかなり希望者が多かったですが今年は定員11人のところ9人と意外でした。
ただあくまで第一志望の数ではあるためなんともいえないところです。

尚、宮城県の病院に関しては少し詳しくこちらの記事にもまとめているので参考にしてみてください。

今年の学生に向けて

中間発表が出たわけですが、マッチングのシステム上これを見て一喜一憂する必要はないです。
自分の志望順位は病院側には見えておらず、結局何位にしたとしても変わりません。
とにかく自分の行きたい病院の順にしておきましょう。
あまり行きたくない病院を上位にしてしまうと仮に下位にしてしまった本命の病院に選ばれていたとしても上位の方にマッチングしてしまいます。

尚、リスキーですが三次募集にかけるという選択肢もあります。
二次募集というのはマッチングの結果が発表された後の募集、三次募集というのは国家試験に落ちてしまった人の枠の募集です。なんだかんだで1割の人は落ちる試験です。
二次募集に人気病院が残ることはありませんが、三次募集は人気病院に枠が出てくる可能性があります。
今回フルマッチしないであろう病院(大学病院など)でもいいと考えている人はあえてそこまで待つという選択肢もあります。ただこの場合はかなり2月、3月が忙しくなってしまったり、診療科の選択が他の研修医より後になることが考えられます。

2020年以降の学生に向けて

来年からは東北医科薬科大学の卒業生も東北地方には加わるため東北地方の人気病院はさらに激戦になることが予想されます。

東北地方のマッチング試験は多少の医学知識もありますが、ほとんどの病院が面接のみとなっています。
面接ではとにかく相手の印象に残ることが重要になってきます。もちろん悪い印象ではありません。
何か変わった資格を持っている、変わった経験をしているなどの要素が重要になってくると思います。
僕のマッチングの時に受けた面接では動物実験の資格?みたいなものを持っている人が注目を集めていました。
何かそういったものを学生のうちに持っておくと面接では強いです。

東北地方の病院は強い診療科を持っている病院もありますが、地域の医療の中心をになっている病院が多いためどこで研修しても経験値としてはあまり変わらないかもしれません。
だからこそお世話になる研修医がいる6年生の時に見学した雰囲気や周囲の環境などを意識してみるといいと思います。

研修病院の選び方に関しては下の記事にもまとめているのでこれから本格的に病院選びを始めていくという学生は読んでみてください。

まとめ

今年は去年よりも東北地方の大きい市中病院の人気が高まっています。
そして今年の学生も見学にあまり行けていないため東北地方の市中病院人気は続くと考えられます。
人気の病院に一部の診療科だけ経験する目的でたすきがけのある大学病院も滑り止めの選択肢に入ってくるのではないでしょうか。
早くコロナウイルスが収束していろいろな病院が見学しやすくなるといいですね。

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