精神科研修おすすめの本3選!

M.A

2020年からの研修プログラムの改訂によって精神科は4週間の初期研修が必修となりました。必ず経験するということですね。今回の記事では私が精神科を実際に研修して活用したおすすめの本についてまとめています。
何も勉強の教材もなく研修の1ヶ月を過ごしてしまうのはもったいないです。どれか一つでもいいので実際購入したり借りたりして手元に置いておくことをおすすめします!

スポンサーリンク

現代臨床精神医学

この本は精神科の教科書、辞書のような本です。わからないことがあったらこの本を用いて調べるような使い方でいいと思います。特に他と比べていないため細かい点はわかりませんが精神科の先生がお勧めしていましたし、僕もこれで困ることはありませんでした。購入するには少し高い本なので借りたりできればいいとは思います。精神科志望の人であれば購入してもいいと思います。

精神・心理症状ハンドブック

こちらの本はなんとなく精神科の初心者向けのテキストといった感じです。精神科を研修して僕は精神科の専門用語がかなり難しいと感じました。例えば僕が実際に精神科で診察した患者さんで統合失調症の症状が増悪しており昏迷となっている患者さんがいました。しかしこの昏迷という状態がどのような状態なのかが上級医の先生に言われても理解できませんでした。

このような精神科の専門的な症状に関することを解説してくれるのがこの本です。最後の方に診察の方法なども書いてあるので精神科研修中に何か1冊購入するのであればこの本かなと思いました。(診断基準などは次の本がお勧めですが次の本は基本的に病院に置いてあると思います。)

DSM-5 精神疾患の分類と臨床の手引

こちらは診断基準が載っているいわばガイドラインのような本です。外来で予診を行う機会がある時などはこれにそって問診しておくと診断に当てはまるかどうかなど判断できます。ただ診断基準といっても精神症状は多彩なのでよくわからないことも多いです。

この本は基本的に病院に置いているとは思いますが、ない場合は基本的な診断基準が学べるのであってもいいと思います。

精神科研修おすすめの本まとめ

今回の記事では実際に自分が精神科で研修してみて勉強になったと思った本をまとめてみました。

  • 現代臨床精神医学
  • 精神・心理症状ハンドブック
  • DSM-5 精神疾患の分類と臨床の手引

この3つがあれば十分だと思いました。この中でも特に精神・心理症状ハンドブックはおすすめです。精神科は必修なのでしっかりとその研修期間を有意義にするためにもどれか1冊購入してみてはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました