【医学生必見!】研修医1年目への5つの準備!

M.A

医師国家試験が終わったあと皆さんは何をしますか?
この期間は卒業旅行などで忙しいシーズンですがコロナウイルスで旅行もなんだか行きづらく今年卒業の方々には少し残念ですね。
医師として働き始めると夏休みや有給休暇でそこそこの休みは取れても数週間海外に行ったりという経験はなかなかできないです。

そんな休みも終わり医者としての仕事が始まりますが、正直何をして研修医の仕事に準備したらいいかよくわからないと思います。研修医向けの本を読んだり、国家試験で勉強したことを復習したり、何をしたら良いかわからないと思います。僕もただ遊んで過ごしていました笑。

今回は研修医としてスタートするにあたってこれを準備したら良いと思ったことを自分の経験も踏まえ、5つに絞って書きたいと思います。

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救急の本を読む

救急科は今までのプログラムでは3ヶ月間でしたが2020年からは1ヶ月麻酔科2ヶ月救急科でも良くなりました。大きな病院であれば救急科がありますし、日々の救急当直でこの期間をこなしたこととする病院もあるようです。

どの病院に行っても必ず経験するのが救急です。

僕は最初に研修医当直御法度という本を買いましたがネットで検索すると救急の本はいっぱい出てきます。まあ1冊は救急の本は持っておいた方が良いと思います。こういう症状を見た時にこういう疾患が隠れているかもしれないということを学んでおかなければ疑うこともできず病気を見逃してしまうかもしれないからです。

例えば意識障害の鑑別はこういう本の最初に大概書いてありますがどの原因もそれなりに見るため重要です。低血糖であればブドウ糖を投与するだけで改善しますし、てんかん発作であればジアゼパムなどを投与する必要があります。こういう本はそこそこ面白いですがやはり実際に臨床を経験してからでないと参考にしにくいところも少しあるかもしれません。

研修する診療科の本を買う

これは重要です。

研修医になりたての頃は卒業旅行でいっぱいお金を使い、引越しなどもあって貯金も少なく本を購入するのをためらうこともあると思います。

僕も最初は本とかであまり勉強せず終えてしまった診療科もありました。でも今思えばもっと本を購入して予習復習していたらさらに知識が定着して研修をより有意義にできたと思います。カンファレンスであったりカルテを見ている時にわからないことは色々出てきます。

もちろん研修医であれば上級医の先生は優しく色々と教えてくれますが国家試験で勉強したことなどあまりに基本的なことばかり質問していると流石に冷たい目で見られてしまうと思います。研修を充実させるためにもオススメの本を先輩の研修医やその診療科の先生に聞いて買うのがいいと思います。

ここまで本や教科書について書きましたがここで出てくる問題として電子書籍か普通の本どっちが便利かな?という疑問が出てくると思います。

今の時代はほとんどの本が電子書籍化されています。(ただ医療系の本は色々な会社が独自のアプリを出していて不便です。。。)これに関してはもちろん個人の好みがあると思いますが僕は読み物のような本は紙媒体、辞書のように使う本は電子書籍がいいと思います。

そこまで分厚くなく手軽に読みたいものは紙の本の方が読みやすく目も疲れにくいのでいいと思います。一方、分厚くて持ち運びにくい辞書のように使う本は電子書籍の方が軽くて本が置物にならなくていいと思います。

ちなみに僕は本は基本的にiPadに入れるようにしています。やはり1つで何冊もの本を持ち運べるのは便利です。iPadに関しては次の記事に書いているので興味あったら読んでみてください。

仕事用の衣類をそこそこの数、用意する

白衣であったりスクラブはそれなりな数が必要となると思います。

採血で少し汚してしまったりと何かの際に汚れてしまうことはよくあります。病院のクリーニングはあっても時間がかかると思います。病院によってはその病院のスクラブがあるところもあるのかな?まあ仕事の服はたくさんあっても困らないです。あと細かいですがペンライトはあったほうがいいですよ!喉を見たり瞳孔を確認したり便利です。

スマホを上手に活用する

少し個人的な意見になってしまいますが僕は正直なところスマホで調べてすぐに出てくる知識はそこまで覚えなくてもいいのではないかなと思います。

例えば薬の量です。もちろん瞬時の判断が求められる状況もあるので何も覚えないのは問題ですが細かいものは今の時代、調べればすぐに出てきます。僕はスマホに今日の治療薬や感染症のサンフォード感染症治療ガイドを入れています。あとはネットの有料サイトになりますが今日の臨床サポートもオススメです。色々な疾患の診察から検査、診断基準まで色々なことが載っています。年間15000円程度と少し高いですが契約する価値は大いにあると思っています。
まあこの項目は研修が始まってから考えるといいかもしれません。

お金について勉強する

個人的に重要な項目だと思いますがお金にあまり興味がない人は勉強の必要はないと思います。

ただ社会人になると今までとは違い自分の給料で生活していく人が多くなると思います。給料は一見指定した口座にお金が振り込まれているだけですがそれは色々な税金が引かれた後の金額です。そこにはどういう税金が引かれているのか僕は知りたいと思いました。

また、ふるさと納税などのお得な制度があるにも関わらずまだ利用していないという人が周りにいて少し驚きます。こういう内容は正直なところ高校や大学でもっとしっかり学ぶべき内容だと思います。知らないと損してしまいますし、高校時代に学んだ数学とか理科よりはよっぽど重要です。節約のために医療の教科書を買うのをためらうくらいならお金について勉強した方が最終的には得だと思います。僕は研修医になってから勉強しましたが時間のある時にさっと勉強してしまうのがいいと思います。

僕は研修医になってから勉強のためにファイナンシャルプランナーの資格を取得しました。

まとめ

まとめると重要なのは

  • 救急の本を買う
  • 研修する診療科の本を買う
  • 仕事用の衣類をそこそこの数、用意する
  • スマホを活用する
  • お金の勉強をする

この5点になります。仕事の準備がメインですが、仕事が始まると医学以外のことをする時間も少なくなるため他の勉強もしてみてもいいと思います。

まあ色々書きましたが仕事を始めるまでの時間は人生の夏休みだと思います。上に書いたようなことも一つの考え方として参考にしていただければ良いと思いますが一番はしっかり楽しむことです。精一杯遊んで仕事が始まってからは勉強など頑張っていきましょう。

質問などコメントお待ちしています!

コメント

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