2020年大阪大学医学系研究科博士課程入学試験を受けた感想!

M.A

先日大阪大学医学系研究科の大学院試験を受けてきました。
研修医の僕ですが来年からは研究の道に進もうと考えています。
まあ理由に関しては色々あります笑。

今回の記事は大阪大学医学系研究科の博士課程入学試験を受けたのでその感想になります。
後期試験もありますのでそれを受けようと思っている人や今後博士課程への入学を考えている人は試験がどの様なものなのかも書くので是非参考にしてみてください。

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試験の概要

まず医学部は6年制なので修士課程は入らずに博士課程にそのまま入学することになります。
4年制の学部の方は基本的には修士課程に入るので少し違います。
細かいことに関しては募集要項に書いてあるのでそこを読んでみてください。
簡単に試験に関して説明すると面接を決められた日程までに受けて、その後に英語の試験を大学に受けにいくという形になります。

試験は1時間半で3つの大問があり、それぞれ英語の文章を読んでそれに関しての設問に解答します。
文章はNatureやNew England Journal of Medicineなどの医学雑誌の記事が多いです。
テーマに関しては出題する先生の好みであらゆるジャンルの問題が出題されています。
設問は長い文章で答える問題もありますが、多くは短い文章で答えます。
また英語で答える問題もあれば日本語で答える問題もあります。

試験には筆記用具と辞書が1つ持ち込めます。
どうしても単語が難しいので英語がよほど得意な人でない限り必要になってしまうと思います。

2020年試験も含めての試験の題材について

大阪大学は過去問がもらえるので大学に問い合わせをしてみるといいです。
他の大学ももらえると思います。
試験の題材に関しては過去問では最近流行っている様々なジャンルについて出題されます。
過去問では2019年には囲碁のAlpha Goについての文章が出題されるなど、とても面白い内容だと思いました。
また、医療研究の倫理に関する問題が毎年出題されている様にも感じました。

尚、僕が受けた2020年の試験ですが、出題されたのは、コロナウイルスとACE2の関連について、ガンのスクリーニングに関して、AIに関して、と言った内容でした。やはりコロナウイルスの論文が最近は多いのでここは出題されましたね。

後期試験もありますがコロナ関連の出題があるのではないでしょうか。

試験の難易度に関して

これまで選ばれている題材は本当に面白い内容が多いです。
過去問を解いていてもどれも面白く話題になっている内容で解きやすかったです。
ただ倫理に関する問題は少し難しい様に感じました。またどの出題も専門的な用語も多いためどうしても読むのに時間がかかってしまいました。
難易度はかなりムラがある様に感じました。簡単な問題もあれば難しい問題もあります。
大問3問中2問の解答なので最初にこれと決めた2つを解くといいです。
3つ解答して出来のいい問題を選ぶには少し時間が厳しいかなと思いました。
ちなみに2020年に関しては例年と比較してかなり難しかったと思います。

試験の対策について

試験の対策は辞書を購入しておくことと、過去問を解いてどの様な問題が出題されるか確認しておく程度でいいと思いました。結局知らない内容が出題されるので何か対策してもあまり意味がないと思います。
文法に自信がなければ事前に基礎は復習しておかないと、英語で答える問題もあるため厳しいです。
辞書に関してはごく普通のもので大丈夫だと思います。
僕は写真のウィズダム英和辞典を使いました。

まとめ

大学院入試は医局に入局すると多くの人が受けることになるのではないでしょうか。
僕は大阪大学のものを受けましたがどこの大学も同じ様な試験だと思います。
大学院入試はそこまで難しいわけではありませんが過去問を解くなどはしておいた方がいいと思います。
英語は抄読会で論文を読むときなどに必要な言語なので是非勉強しておくことをお勧めします。

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